2016年02月10日

感染症に関するお話!



インフルエンザやノロウイルスなど、デイサービス含め皆さんが気をつけないといけない感染症。その感染症について少しばかり書いてみたいと思います。




季節性インフルエンザについて

原因ウイルス:

インフルエンザウイルス(A型、B型、C型)

A型:毎年微妙に変化し、突然変異も起こる、大流行

B型:変化の程度・スピードも遅い、散発的・局地的流行

C型:ほとんど変化せず安定、流行は少ない



感染経路:

飛沫感染(咳、しゃみ) 接触感染(患者の鼻咽頭分泌物との接触)

潜伏期間:

1~3日 主な症状:急な高熱(38~40°C)、悪寒、咳、咽頭痛、

頭痛・筋肉痛・関節痛などの全身症状 予防法:ワクチン、手洗い・咳エチケットの励行など 治療法:対症療法、抗インフルエンザ薬(タミフル、リレンザなど)





ノロウイルス

以前は小型球形ウイルス(SRSV)と呼ばれていた。 2002年からノロウイルスに分類されている。

感染後の発症率は40~70%

症状は通常、1、2日で治癒し、 後遺症が残ることもない。 ただし、免疫力の低下した老人 や乳幼児では長引くことがあり、 死亡した例(吐瀉物を喉に詰ま らせることによる窒息、誤嚥性 肺炎による死亡転帰)も報告さ れている。




非常に強い感染力:

ウイルス10個でも感染 ウイルスは吐物・下痢に多量に含まれる

(乾燥した便や吐物から空気感染も)

全年齢が罹り、全食中毒事例の1位 2007年と2012年に大流行しました。染型と食中毒型の二つがある

潜伏期間:12時間~48時間 突然の嘔吐で始まる(嘔吐⇒下痢)

発熱は軽度が多い

通常1~2日で回復する 免疫力の低下した老人や乳幼児では長引くことがある。

ウイルスは1~(2)週間、便から排出される 感染力は、通常1週間と考えて、対応する。

ノロウイルスは何度でも罹る?

• ノロウイルスには多数の「遺伝子型」が存在

• 同じ人が複数の異なる型に感染

• 感染して免疫ができても、1~2年で免疫は失 われると考えられている。

• 再感染で軽症化するかどうかは不明。

消毒が困難 アルコールが無効 次亜塩素酸ナトリウムが有効

不十分な手洗いでは除去出来ない ノロウイルスは加熱に弱い(85度、1分以上)

(逆に低温に強い)

室温では10日間程度生存する

感染時の対策

1.標準予防策(通常から行う)
手洗いが有効です。




排泄物は嘔吐物を処理する際は、手袋、マスク、エプロン(ガウン)等を着用し、使ったものは消毒するか処分して感染拡大を防ぐ。

2.有効な消毒
(1)次亜塩素酸ナトリウム
希釈例:2Lのペットボトル→水を半分入る→家庭用塩素 漂白剤をペットボトルのキャップ2杯入れる→水を入れ2L にする(200ppm)

(2)加熱消毒:85度以上、1分以上

基本は、うがいと手洗い!







































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Posted by デイサービスカデナ at 14:28│Comments(0)・デイサービスカデナ
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